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幸福と不幸

『この地球上で、幸福の量と不幸の量は、
いったいどちらが多いのだろう。』


  今日(6/23)の朝日新聞「天声人語」より、
  東京で開かれている世界報道写真展を見た
  筆者の言葉です。

  報道写真を見ていると、
  「世界は不幸に満ちている」という思いに
  胸が痛む。

  戦火、飢え、暗殺、逃げまどう人々・・・
  どれも昨年起きた事。
  と、あります。







昨日テレビで見た宮沢和史さんの唄が、
思い起こされました。


『幸せは 悲しみを知る人に 降りてくる♪』



きっと、そう。

きっと。

国民総幸福量

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「国民総幸福量」

-----------------------
GNPは国民総生産。PのProductをH(Happiness)に置換えたのが、
「国民総幸福量」です。

1972年、弱冠16歳という若さで即位した国王のもと、ヒマラヤ
の秘境ブータン王国が「国民総幸福量」という価値観を国是とし、
世界の中で異例ともいえるこのヴィジョンに真剣に取り組んだ。

ブータン王国は総人口70万人足らずの農業国で、起伏の激しい
国土の総面積は九州程度。

『「国民総幸福量」の概念はこう説かれている。目的と手段を混同
してはいけない。経済成長自体が国家の目標であってはならない。
目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。経済成長は幸せを求め
るために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。…』
(「選択」5月号「ブータン発「国民総幸福量」という価値観」より)

つまり、ブータン王国では人間中心の政策をとっている。
その根底にはチベット仏教の「利他心」がある。それは、全ての生き
とし生けるものに対し、思いやりと親愛の情をもって接することであ
り、全ては相互に依存しあって生きていることを自覚することである。

どうすれば他者を苦しみから救うことができるのか、どうすればよ
りよい心の平安が得られるのかを考え、自らが行動する。そうして
得られた他者の幸せはやがて自らの喜びとなってはね反ってくる。
ブータン王国はこの心の豊かさに重点を置き、それを追求し、
30年経過した今、年率平均7%前後の高度経済成長を持続させて
いる。

注視した世界のエコノミストは、ブータン王国へ現地調査に赴いた。
『彼らは、情緒体験の感動に打たれ、皆口を揃えたように、
  「自分の心のふるさとに帰ったように思えてならない。」
と報告しはじめた。』
(以上、[1]より)

━━━━━━━━━━
日本の場合…そして心の救世主

-----------------------
(引き続き、[1]より)

日本は近代化を推進するうえで目的と手段を見誤ったようである。
ひたすらに高度経済成長を追求した結果、物質的豊かさは十二分に
得られはしたが、心はないがしろ、置き去りにされ、今日の日本人の
精神的退廃は押して知るべしである。
かつての安全神話は崩れ去り、社会不安は増大の一途をたどり、
か弱き小さきものへの虐待は歯止めが効かず、年間3万人以上と
いわれる自殺者も後を絶たず、この国から心の豊かさは消え失せ
ようとしている。

経済的豊かさにより私たちは自由を勝ち得たように思ったが、私た
ちは勝手気ままに行動することにより、お金さえあればひとりでも
生きていけると思い上がった。そうして他者に対する想像力の欠如
が生まれた。利他心や慈悲心をなくし、自己中心的な考えしかでき
なくなった。お互いが持ちつ持たれつの相互依存で生きていること
など私たちはすっかり忘れてしまった。

日本という国の再生に向けて私たちがしなければならないのは、
ブータン王国のような人間中心の政策をとることである。そのため
には、私たちひとりひとりの『心の中にある救世主』
まず覚醒する必要があると私は思うが、どうか。

━━━━━━━━━━
国民総幸福量と幸せ未来学

-----------------------
最後の問いかけ。「と私は思うが、どうか。」に対する私の答えは、
「まったくその通り」です。みなさんはいかがですか?

ふっと気づいた事があります。
私たちが目指す未来の理想像は経済成長前の姿にあり。

  「未来の姿は、過去の姿」

だとすると…、
「未来の姿が見えない、見当もつかない」より、気が楽になりませんか?
もちろん、過去の姿や心を取り戻すのは容易なことではありませんが。
「歴史は繰り返される」とも言いますし。いい意味で。

[2]からブータンの写真が見られます。
それは、私が幼い頃、昭和の頃に馴染んだ風景に似ています。今でも
みなさんの生まれ故郷に残っている風情ではありませんか?

今号も最後までご精読ありがとうございました。


◆ 出典・参考

[1].「国民総幸福量」という人間中心の価値観
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k6/160530.htm

[2].第12話 国民総幸福量(Gross National Happiness)
http://eco.goo.ne.jp/life/world/bhutan/report12/01.html


**最後までお読みいただきありがとうございます**

上記は、
拙者メルマガ 【幸せ未来学】vol.16 〜国民総幸福量〜 
からの引用でした。


最近、
ブータンで、初の総選挙が行なわれました。
急速に先進国文化が流入しているそうです。

  ・携帯やテレビが普及
  ・子供たちはテレビを見て勉強しなくなった
  ・子供たちは民族衣装を着なくなった

急激な変化に大人たちは戸惑っています。



どんなに発展しても、どんなに便利になっても、

『心の中にある救世主』だけは

見失わずにいてほしいものです。

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