■NBonlineメルマガ No.086■
【時事潮流】「パロマ事故で募る危機感」を読んだ。
記事によると、
数年にわたって似たような事故が起きていたが、経済産業省は
そのことに気づかなかった。
「一つひとつの事故報告書はチェックするが、複数の事故を関連
づける体制はない。共通性を見いだす作業はやっていなかった」
と経産省の担当者は言う。
「将来的に事故情報を共有できるデータベースを作りたい」として
いるが、詳細までは決定していない。
■思ったこと■
技術進歩による目に見えるプラスの効果を、急速に推し進める。
技術進歩の裏や側面にあるマイナスの部分は蔑ろにされる。
後になってマイナス部分がクローズアップされ、慌てふためくが、
時すでに遅しで、企業の信頼は限りなく失墜する。
この事故も、そんなケースの一例のように感じる。
どうしたらいいのだろう?良かったのだろう?
一つは、あせらないこと。
機器も人間も完全はありえない。一つひとつの事故を時間を充分
かけて分析すること。
二つは、謙虚であること。
自身の製品・技術を過信せず、事故は謙虚に受け止めること。
三つは、儲け主義に惑わされないこと。ひたむきになること。
事故原因が判明するまで、責任の所在が不明なまま、儲けに
影響が出るかもしれない。
儲けるのが仕事ではない。社会に貢献することが仕事なのだ。
社会貢献の結果がありがたくも儲けになる、との心構えから、
まずは原因の究明に全力を尽くすことだ。たとえ損をしても。
まだ、あるような気もするが、心構え的な部分で重要な点は
こんな感じだろうか?
最近、この3つの心構えなき事故が結構多い。
特に3番目の「儲け主義」優先の事故が目立っている気がする。
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テーマ : 今日感じたこと - ジャンル : ライフ
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