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すがすがしさ

二日間に渡った高校野球決勝戦に、日本中が沸いた。

両校の執念のプレー、両投手の熱投に目を見張り、
彼らの「すがすがしいスポーツマンシップ」に心打たれた。

早実の斎藤投手は、駒苫の田中投手を、
  「同年代の投手で最高の投手」と言い、
田中投手は斎藤投手を、
  「とても打てませんよ」と、
お互いがお互いをたたえていた。

そう言えば、
20数年前、東京六大学野球の学生応援をしていたとき、
確か7回の表裏に、両校の応援団主導の「エール交換」
があった。今もそうだろう。

一学生として応援していた私たちも、対戦相手に失礼無きよう、
心をこめて応援団の指示どおり大声を張り上げたものだ。

勝ってる時もあれば負けている時もある。しかし、この時だけは
勝ち負け抜きに、相手校をたたえる気持ちをエールに託していた。

すがすがしい瞬間だった。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「自分さえ良ければ・・・」、「自分さえ儲かれば・・・」といった事件や、
「俺が一番や」と豪語するプロスポーツ選手などが目に付く昨今。

昨日の試合、選手のインタビュー、彼らの姿から垣間見れる
「すがすがしさ」
を見て、心洗われる思いがした人は大勢いたことだろう。

まだ17、8歳の彼ら。どうか、「すがすがしい」まま成長してほしい。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐

そして、我々大人たちは、
「すがすがしく育つ環境」をどう作り、維持していくかを考えたい。

できるならば、
「すがすがしい大人の見本」を示してみせたいものだ。

「純粋さ」では、もはや彼らには勝てっこないにしても。



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